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●2004年05月20日（木）
自動車紹介：ストーリアＸ４（クロスフォー）
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コメントで書き込みがあったストーリアＸ４。
街道バトルなどのゲームでも登場していたし、全日本ラリー等でも活躍している間違いなくダイハツで一番スポーティな車種。
カッコイイし小さいクルマが好きで、四駆も好きなオレは欲しかったのだが・・・情報を集めれば集めるほどとても買えないクルマだと言うことが分かることに。（汗
■排気量７１３ｃｃ
エンジン排気量は７１３ｃｃ。載ってるエンジンは普通車のエンジンではなく、軽に乗ってるエンジンのチューンナップ版であるＪＣ−ＤＥＴ。
なぜ普通車なのに微妙に軽より大きいだけの排気量かというと、国内モータースポーツではターボ車は排気量に１．４倍されて計算されるというのが理由。
つまり、１リッター以下のカテゴリに出場できるターボ車の排気量の限界が７１３ｃｃ。
120PS/7200rpm、13.0kg/4800rpmは確かにストーリア中最強だけど、ストーリアTOURING搭載の1.3L、NAエンジンK3-VE2の110ps/7,000rpm、12.8kg/4,400rpmに比べてそれほど魅力的じゃないと思う。
■良くも悪くも競技車両（良い点）
軽量４ＷＤ、大容量ターボ、鋳造部品などを使って徹底的にチューンされたエンジン、クロスミッション５速ＭＴ、強化クラッチ、機械式ＬＳＤ、強化サスペンション、専用大口径マフラー、そしてちゃんと強度を計算しつつ実施された軽量化。
コレだけしっかり作られたクルマがたったの１３９万円！
すごく魅力的で、走りが好きでやってみたい人で、排気量が小さくても良いと言う人なら誰でも欲しくなると思う。
しかしその実態は・・・
■良くも悪くも競技車両（悪い点）
レース用にチューンされたエンジンは、高回転高ブースト仕様。
レースでアクセルをガンガン踏み込んでエンジンを回すことを前提に作られているので、パワーを発揮するためには高回転を維持する必要があるとか。
そして高回転型にチューンした反動として低速トルクはスカスカらしい。
街乗りではクロスミッションも悪影響になってしまい、扱いづらくて遅いようだ。
加速しようとするとエンジンを回す必要があるため音もうるさいそうだ。（汗
そしていろいろな装備がカットされている。
パワステ、エアコン、パワーウインドウ、オーディオ、リアワイパー、インパネにも燃料警告灯もついてないとか。
あとは維持費が高いとか・・・チューンされたエンジンはプラグも専用品、交換時期も早い。高回転で回すためエンジンオイルも良いモノが必要だし交換も早め、機械式ＬＳＤもオイル交換が結構頻繁に必要だとか。
ハイオクエンジンは良いとしても他がいろいろお金かかりそう。
■総括
一人身で、ダート走行とかをやるのならとても良いと思う。
峠を攻めるのにもとても向いているし、やっぱり憧れるけど、家庭持ちで家族でも使うというのではとても乗れない・・・
ちなみに低回転でのトルクが低いためミニサーキットやジムカーナにも向かないみたいだ。
となると、一般の人にはやっぱり１．３ＬのストーリアTOURINGの方が乗りやすそう。
レーシングマシン、カッコイイんだけどなぁ。
・・・まあ、どのみち限定受注生産なので今は買えないんだけど。 | | |
